排砂ロボットで培った技術を活かして、お客様仕様の特注品を製造

  1. 概要
    • 震災等により常設設備からの冷却水取水が困難となった場合に、設備近傍の河川及び湖から大量の水を取水できる水中走行台車を製作、納入しています。本機は大型取水ポンプ、走行クローラ、油圧機器、水中制御ボックスから成っており、水深1.6mまで作業が可能で、作業時間は昼夜を問わず悪天候でも作業を行うことができ、緊急時の冷却水確保作業の合理化に貢献しています。
  2. 特長
    • 水中走行台車の足回りは、油圧駆動式フロートクローラを採用しており、湿地、砂場、岩場と悪条件な環境でも走破できる能力を有します。
    • 厳冬期でも電装系部品内蔵のヒータにより安定的な運用が可能です。
    • 大流量取水ポンプ2台を搭載しており、2,400m3/hの取水が可能です。
    • 視界不良となる悪天候時においてはGPSシステム、パトライト、各センサー類を設置し、目視で水中走行台車が確認できない状況でも遠隔操縦が可能です。
  3. 仕様
    • 取水量 2,400m3/h(清水)
    • 但し、現場条件(高低差,取水ホース長さ等)によって変化します。
    • 取水ポンプ
    • 口径・形式;350mm水中ノンクロッグポンプ
    • 定格全揚程,流量;18m×1,200m3/h×2台
    • 取水ポンプ動力;90kW×2台
    • 走行作業能力
    • 駆動方式;電動油圧式
    • 走行作業動力;37kW(水中モータ)
    • 走行速度;2~6m/min
    • 外形寸法;全長約4.4m×全幅約3.8m×全高約2.3m
    • 重量;約16t